【アメリカンヴィンテージのLDK】
全体をダークトーンの木目でまとめた重厚感のあるLDK。キッチンや階段など、ステンレスやアイアンの素材をアクセントにして、インダストリアルな空間を演出しました。

箱型のステンレスキッチンやPanasonicのクラシックシリーズのスイッチ・コンセントが工業的なデザインを彷彿とさせ、インテリアの中で印象的な要素となっています。

ヘリンボーンの羽目板貼りもポイント。床材と色味の合うものかつ柄が大きくでるものにこだわって選んでいます。

両側に並ぶドアと高さを合わせることで全体的に統一感が出ます。いろいろな要素を組み合わせながらも、空間がごちゃついて見えなくなる工夫です。

玄関⇔LDKのドアとLDK⇔廊下のドアは「ナガイ」の製品から選定。

木製ドアならではの重厚感と、ブルックリンのアパートメントのような海外の雰囲気をまとっています。塗装の色と柄の出も木製ドア特有のもので、ビビットカラーがアクセントになり、空間を引き締める要素として一役買っています。

カップボードの横の収納扉は、「ウッドワン」のクローゼットドアです。
落ち着いた色合いの無垢材で、ナガイの建具とともに重厚感を引き立てているように感じます。ルーバーのデザインとなっており、グレーのドアとも親和性が感じられます◎

ブルーのドアのプレート【WELCOME】は、奥様が購入して取り付けたもので、玄関を彩るアイテムの１つになっています。

ご夫婦の愛犬のために、床材はペット対応の商品を選定しました。ワンちゃんのいたずら防止の対策もばっちり。コンセントやテレビボードを高い位置につけています。

ウッドブラインドは、ワンちゃんのことが懸念でしたが、最終的には奥様の「やりたい！」を叶えるために採用となりました。

奥様こだわりのフロアタイルが映えるキッチン。汚れなどに強く、お手入れしやすい特徴があります。

（通常仕様で貼ると）目地のないタイプのフロアタイルに あえて目地棒を追加して、複数のタイルを並べて貼っているかのように見せています。どこにどのような形で目地のラインが見えてくるのかについても、図面を書きながらA様と一緒に検討しました。

「クラッシュゲート」のダイニングテーブルとチェアも当社で購入されたものです。

筋交いを見せた壁をお部屋のアクセントに。扉を閉めても圧迫感が出すぎず、適度な開放感が保たれているのがポイントです。

【無骨なスタイルの造作洗面台】
インダストリアルな要素が詰め込まれたオリジナルの洗面台です。幅が広い病院用の洗面ボウルや、多目的流しなどで使用する水栓で、工業的な雰囲気を演出しています。

壁付けの水栓は、壁に厚みをつくって取り付けました。壁の上部にカウンターを取り付けることで、厚みを有効活用しているのもポイントです。

縁に歪みのある形のタイルが個性を演出しています。通常より太い目地も 無骨な印象を高めており、洗面所の空間と非常にマッチしています。

タイルのグリーンと、ランドリールームに続くドアのイエローの配色も、奇抜でありながらまとまりを生みだしています。

【奥様お気に入りのランドリールーム】
SNSで見つけた施工例を参考にしたというランドリールーム。洗濯などの作業を気分良く行えるようにしたいとのご希望で、チェッカー柄の床を採用しました。

モノトーンのチェッカー(床)×グリーン(アクセントクロス)×イエロー(ドア)のカラフルな色の組み合わせがポイント。アメリカのこども部屋にありそうな、個性豊かな色彩が魅力です。

【吹き抜けのある２階の廊下】
リビング階段と吹き抜けで 居住空間が開放的になる一方で、それによる冷暖房効率のダウンが気がかりだったというA様。階段横と吹き抜け部分にレールカーテンを付けて、空調の効きや電気代の心配をカバーしています。

ひだが無く コットンのような柔らかい生地のフラットカーテンを選び、圧迫感を抑えています。裾は折り返しにせず上品に仕上げました。カーテンを閉めていても、インテリアの一部として映えるようになっています。

吹き抜け部分の壁際にはクリスマスツリーなどを飾る予定とのことで、リビングから吹き抜けを見上げた時に装飾が見えるよう工夫を凝らしています。

【ビビッドカラーが印象的な玄関】
玄関はクローク背面に入ったクロスが見どころ。ビビットカラーのオレンジが、一目見たときに印象に残るデザインとなっています。

玄関に入って左側にはミラーや結婚式の際に製作したウェルカムボードなどを置く予定とのことで、そちらに目線が向かうようにグレーのクロスを入れています。

クロークの中にはワンちゃんの足を洗うためのシンクを設置。散歩への行き帰り際の動線をイメージしながら配置を検討しています。

【細部までこだわり抜かれた外観】
青空に映える爽やかなアメリカンスタイル(カリフォルニアスタイル)の外観。

定番といえる ラップサイディングと屋根付きのカバードポーチのスタイルも、A様のセンスにより ひと味違ったデザインとなっています。

外観のメインになる外壁から 細かな部材 (破風、鼻隠、軒天など) に至るまで、パースで様々なパターンをご提案し、それを比較検討していただきました。

北側に道路の擁壁があるため、そこに建てられた際のイメージもしながらカラーを選択。最終的には個性も出しつつ、全体としてのまとまりもあるグリーンを選んでいます。

立水栓をオレンジにしてアクセントカラーを入れているのも奥様のこだわりです。

門柱の一部にあしらったお洒落な花ブロックに、A様の遊び心が感じられます。
ポストにもお気に入りのビビッドカラーを取り入れました。