2023.06.29.UP
マイホームへの道のり~蓄電池検討編~
こんにちは!
デザイナーチームの大橋です。
私のマイホームブログも今回で3回目です。
今回は太陽光パネルと蓄電池の検討について書いていこうと思います。
最近の住宅ではソーラーパネルを設置されるお客様がかなり増えてきています。
今年着工するお客様でも約6割ほどの方が設置されています。
ソーラーを設置する目的も数年前は売電目的でしたが近年は売電価格が下がって、電気料金がどんどん上がっているので自家消費の方に変わってきています。
そこで昼の発電を貯めて夜に使える蓄電池の需要が高まってきています。
弊社のお客様でもまだ割合としては少ないですが確実に問い合わせは増えてきています。
結論から言うと私は蓄電池は付けた方がいいと思っています!
ただし条件次第でギリギリで有りといった感じです!
条件とは
・オール電化
・電気料金をなるべく賄える大型(最低でも8kwh以上の実効容量)
・ソーラーパネルも5kW以上は載せられる屋根形状
・導入費用が保証期間内に回収できる見込みがある商品であること
大きく自分の判断軸としては以上の点が上げられました。
今回は以上の条件を満たした上で実際に我が家で出したシミュレーションを参考に費用的なメリットを見ていきたいと思います。
まず前提として下記画像があるメーカーの発電・充電量のシミュレーションです。
【画像:太陽光月別発電量】
10年間は買取価格が固定ですがそれ以降の7円という数字は仮ですね。
いまの流れだともっと下がる可能性もあるかもですね。
次に1か月の電気料金のシミュレーションです。
1日の使用量予想は○○kwhで~といった数字のものもありますが今回は分かりやすく金額に置き換えたもののみご紹介します。
【画像:1か月シミュレーション】
上記のシミュレーションは8.7kWの太陽光パネルと11.52kwhの蓄電池を付けた場合のシミュレーションですね。
これだと一か月の電気料金が8,237円で売電が7,823円なので実質414円になりますね。
夢のようですね(笑)
実際はこんなにうまくいくか正直分からないので導入してからの感想も報告します!
気になるのはソーラーパネルのみの場合と比べてどうなんだろう…。
と、いうことで簡単に電卓で計算してみました。
<ソーラーパネルのみの場合/FIT期間1~10年目>
自家消費:7,170円×12カ月=86,040円/年
売電:10,873円×12カ月=130,476円/年(蓄電池がないのでその分上乗せ)
1~10年目までのメリット:(86,040+130,476)円×10年=2,165,160円/10年
<ソーラーパネルのみの場合/FIT以降11~20年目>
自家消費:7,170円×12カ月=86,040円/年
売電:4,756円×12カ月=57,072円/年(蓄電池がないのでその分上乗せ)
11~20年目までのメリット:(86,040+57,072)円×10年=1,431,120円/10年
上記の計算でいくと最初の10年で約215万円ほどのメリットが出てFIT終了後の10年で140万円のメリットが出ることになります。
だいたい8.7kWのソーラー設置で、約195万円の初期費用がかかるので差し引きすると、1~10年目でプラス20万円、最終的にはプラス160万円ほどのメリットになりますね。
一方蓄電池設置の場合は
<蓄電池設置ありの場合/FIT期間1~10年目>
(20,381円×12か月=244,572円/年)×10年=2,445,720円
<蓄電池設置ありの場合/FIT以降11~20年目>
(15,980円×12か月=191,760円/年)×10年=1,917,600円
単純に考えると上記のようになります。
蓄電池の導入費用は今回だと約325万円ほどになっているので、1~10年目までは元が取れずマイナス80万円ほどになります。
11~20年目でメリットが大きくなるので最終的にはプラス110万円ほどのメリットになります。
ここだけ見るとソーラーパネルのみの方がメリットが出そうですが、次の画像は長期のシミュレーションで電気料金が今後増加していった場合のものです。
【画像:長期シミュレーション】
上記のように年毎に電気料金が増えていった場合だと、導入費用を差し引くと最終的なメリットが175万円ほどになるのでソーラーのみの設置よりもメリットがでます。
以上はシミュレーションから検討した結果なので実際にその通りにいくかどうかは分かりませんが費用的なメリットは何だかんだトントンくらいかなと思います。
ただ、これに加えて下記のようなこともあるので導入することにしました。
・買取価格がFIT終了後に7円以下になる可能性
・ローンに蓄電池費用が組み込めるので保険としての考えができる
・地域によるが蓄電池設置の補助金がある
・災害時の利用ができる
今回は20年保証がある商品なので20年で比較していますが機器保障(パワコン)が15年の場合は1~10年目と10~15年目で比較した方が良いと思います。
初期費用さえ抑えられれば必ずメリットは出るので是非参考になれば幸いです!