建売住宅とは?注文住宅との違いや後悔しない選び方も解説! - ハウスジャパン

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建売住宅とは?注文住宅との違いや後悔しない選び方も解説!

新築一戸建て住宅を購入する際には、大きく分けて建売住宅か注文住宅の2つがあります。それぞれに一長一短があり、どのような違いがあるのか気になっている方も多いのではないでしょうか。

本記事では建売住宅と注文住宅の違いを紹介しつつ、建売住宅のメリットとデメリットを取り上げます。また建売住宅を購入する際の注意点も紹介するので、住宅選びの参考にしてください。

目次

建売住宅と注文住宅の違い

建売住宅は土地と建物をセットにして販売している住宅で、注文住宅はオーナーの意向に合わせて設計される住宅という点で異なります。具体的な違いとして、「間取りなどの自由度」「価格」「時間と労力」「期間」の4つの項目について見ていきましょう。

間取りなどの自由度

建売住宅は、建物が建てられた状態で販売されているのがほとんどです。そのため、間取りや住宅設備機器、仕様、外観のデザインなどを変更することはできません。完成する前の一部の物件ではカラーコーディネートが可能な場合もありますが、デザインなどは変更ができないのが一般的です。

一方、注文住宅は設計からデザインに至るまでオーナーの要望に合わせて造っていきます。そのため、外観のデザインはもちろん、間取りや建材の種類、設置する住宅設備機器などあらゆることが自由に選べます。

建売住宅の場合は自分のライフスタイルに合うかが選ぶ際のポイントで、注文住宅の場合は自分のライフスタイルに住宅を合わせて造ることになります。

販売価格

同じ規模であれば、注文住宅よりも建売住宅のほうが販売価格は低くなるのが通常です。建売住宅の場合、同時期に大きな土地に複数棟を建てることで、スケールメリットを活かして価格を抑えることができるのです。

実際にどのくらいの差があるのか、住宅金融支援機構が公表している「2023年度 フラット35利用者調査」を見てみましょう。

 

全国平均 首都圏 近畿圏 東海圏 その他地域
土地付注文住宅 4,903.4万円 5,679.6万円 5,265.3万円 4,810.5万円 4,299.3万円
建売住宅 3,603.2万円 4,199.3万円 3,720.8万円 3,055.1万円 2,873.0万円

出典:住宅金融支援機構「2023年度 フラット35利用者調査」(土地付注文住宅は、建設費と土地取得費を合算したもの、建売住宅は購入価額)

表を見て分かるとおり、全国平均では注文住宅のほうが1,300万円ほど高くなっています。ただし、エリアによって差の大きさは異なり、首都圏では約1,480万円、近畿圏では約1,540万円、東海圏では約1,750万円、その他地域では約1,420万円となっています。

工事期間

家づくりあるいは家探しを開始して住み始めるまでの期間も、建売住宅と注文住宅では異なります。以下は、それぞれの一般的な流れをまとめたものです。

 

STEP1 STEP2 STEP3 STEP4 STEP5 STEP6 STEP7 STEP8
注文住宅 土地探し 土地決定

売買契約

建築会社選び 設計 工事請負契約 着工 完成 引っ越し
建売住宅 物件探し 物件決定 購入手続き 引っ越し

 

建売住宅は建築済みであれば、売買契約締結後1か月半から2か月後程度で引き渡しが可能となります。

一方の注文住宅は、土地探しからスタートし、土地が決まってから設計を開始するため、入居できるのは早くても1年後です。建築会社選びや打ち合わせをじっくり行う場合、1年以上かかることも珍しくありません。

時間と労力

建売住宅と注文住宅について、入居までのスケジュールを紹介しましたが、それに伴い時間と労力も異なります。建売住宅は建築済みあるいはプラン決定済みの住宅を購入するため、間取りや価格を含めて意向に沿った物件を見つけるという作業を行います。そのため、自分で考えることは多くありません。

一方、注文住宅の場合は土地を探して購入し、それに合わせた設計をする必要があります。ある程度、自分で構想を巡らせ、それに合致する建築会社を探すというのが一般的な流れです。

その後も、設計の調整や使用する建材、設置する住宅設備機器、カラーなども決めていくことになります。業者からの提案をそのまま採用することもありますが、それでも理想に沿った住宅を建てるために、時間も労力もかける必要があるのが注文住宅の特徴です。

建売住宅と売建住宅の違い

建売住宅は土地付きで譲渡される住宅のことで、原則としては建築済みの住宅を指します。これに対して売建住宅は、建築プランのバリエーションがある程度決まっている宅地を購入し、その後で建てる住宅のことです。売ってから建てるという意味合いで、「売建住宅」といわれます。

土地を購入してから住宅を建てるという点で売建住宅は建売住宅と異なりますが、設計や使用する建材・住宅設備機器などがある程度決まっている点は建売住宅と同じです。ただし、建材の色や床材の素材を選べるケースもあり、建売住宅に比べて自由度は高い場合があるという特徴があります。

建売住宅を購入するメリット

建売住宅を購入するメリットとして、代表的な4つについて解説します。

実際に物件を見ることができる

建売住宅とは、土地と建物がセットで売られている住宅のことで、その多くが完成済みの物件です。そのため、実際の物件を見てから購入の可否を判断することができます。

間取りや使いやすさなどが確認できるため、入居後の生活がイメージしやすくなります。

購入手続きが簡単

土地と建物がセットになっているため、価格が把握しやすいのも特徴です。購入を決めた後は手付金を払って売買契約を締結し、住宅ローン契約後に引き渡しを受けるというのが一般的な流れです。

土地と建物の購入手続きが煩雑になる注文住宅とは異なり、資金計画が立てやすいといったメリットもあります。

打ち合わせなどで時間を取られることが少ない

建売住宅は建築済みあるいはプランが決定している建物を購入するため、打ち合わせなどの回数や時間も少なく済みます。一般的には、見学→購入申し込み→条件の調整→売買契約締結→住宅ローン契約締結→引き渡しという流れになります。

購入後の入居が早い

前述したように、注文住宅に比べて入居までの行程が少ないのが建売住宅の特徴です。完成済み物件の売買契約を締結し、住宅ローンの契約が締結されれば引き渡しが行われ、入居が可能になります。転勤や転校などに合わせて、住み替えしやすいのも特徴の1つです。

建売住宅を購入するデメリット

一方、建売住宅を購入する際にはデメリットもあります。代表的な4つについて取り上げます。

建築の過程が確認できない

完成済み建売住宅の場合、デメリットといえるのが建築途中の様子が確認できないことです。どのような工程で建築されたか、どのような職人が建築に携わったのかが分からないため、住み始めて不備がないか不安を抱く可能性があります。

プランや仕様の変更が難しい

プランや仕様の変更が難しいことも、建売住宅のデメリットの1つです。完成済みの場合は、間取りや住宅設備機器を変更することは原則としてできません。ドアの素材を変更する、壁紙を変更するなどは可能な場合があります。

隣の家と似た外観の場合もある

建売住宅は複数の住宅を一度に建築しているケースが多く、その場合はほかの家と設計や仕様が同じあるいは似ている場合があります。そのため、隣家の外観が同じようなデザインのケースもあります。

隣家との間隔が狭くなる場合もある

建売住宅は、広い土地をハウスメーカーなどが購入し、分割して販売していることがあります。例えば、100坪の土地を33坪ずつに分けて、3棟の建売住宅を販売するといったケースです。

このような場合、建物を大きくするため、法律上ギリギリの規模で設計されていることがあります。隣家同士の間隔が狭くなっていることもあるので、見学の際によく確認するようにしましょう。

建売住宅購入の注意点

 建売住宅を購入する際の注意点として、以下の4つについて確認するようにしましょう。

間取りがライフスタイルに合っているか

建売住宅はすでに間取りが決まっており変更が難しいため、家族構成や暮らし方に合っているか確認しましょう。小さな子どもがいる場合は、階段や段差など安全性に関わることも確認事項になります。

建材や設備のグレードに納得できるか

建売住宅は低い価格が魅力ですが、建材や設備を最低限に抑えている可能性もあります。トイレ、キッチン、バスルームなどに必要な機能は付いているか、傷は付いていないかなどを確認するようにしましょう。建築会社の説明を受けても不安が拭えない場合は、第三者の住宅診断(ホームインスペクション)を利用することも推奨されます。

治安や利便性は問題ないか

価格を重視してしまうと、そのほかのことに注意が向きにくくなります。そのため、周辺地域の環境を確認しなかったばかりに、後悔してしまうこともあります。見学の際は、治安はもちろん最寄り駅までの距離や行きやすさ、買い物のしやすさ、生活のしやすさなどの利便性も問題ないか確認するようにしましょう。

アフターサービスは充実しているか

建売住宅は、建築会社によってアフターサービスが異なります。住み始めてからのことも考えて、できるだけアフターサービスが充実している建売住宅を選びましょう。安さを重視するあまり、アフターサービスが充実していない建売住宅を選んで後悔してしまうこともあります。

また、不備があった場合の体制なども確認項目です。所在地が遠い、従業員が少ない建築会社の場合は、連絡してもすぐに対応してもらえないこともあります。

建売住宅をご検討ならハウスジャパン

割安感のある建売住宅について、デメリットが気になっている方もいるようです。今回の記事では、建売住宅と注文住宅との違いを紹介しつつ、建売住宅のメリット・デメリットを紹介しました。建売住宅にはプランの変更が難しい、隣に同じような住宅が並ぶなどのデメリットがありますが、適切に把握することで納得して購入することができます。

なおハウスジャパンでは、デザインも耐震性にも優れたCUSTOM建売住宅を用意しています。内装やドア、住宅設備機器、外壁、クロスなどのカラーコーディネートなどが可能です。

その上、外構のほか照明や家具もフル装備のコミコミ価格となっており、より割安感を感じることができます。注文住宅並みの性能でありながらカスタムもでき、さらに納得感のあるハウスジャパンの建売住宅をぜひご検討ください。

マーケティングチーム

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