西尾市はどんな街?魅力はもちろん、独自の子育て支援も解説! - ハウスジャパン

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西尾市はどんな街?魅力はもちろん、独自の子育て支援も解説!

「西尾の抹茶」や「一色産うなぎ」など、多くの特産品を抱える個性豊かな西尾市。三河湾に面しており、海や山などに囲まれた自然あふれる都市です。

また、赤穂浪士討入りで知られる吉良上野介公ゆかりの地であることに加え、市内には西尾城(址)など歴史ある建造物が点在しており、情緒に富んだ街並みも魅力です。そんな特徴のある西尾市の暮らしについて解説するのが本記事です。住みやすさや子育てのしやすさのポイント、お出かけスポットなども紹介します。

目次

西尾市はどんな街?

まずは、西尾市の地理的な特徴や産業構造、基本情報からどのような都市か見ていきましょう。

西尾市の特徴は?

西尾市は、愛知県の中央を流れる矢作川流域の南端に位置する都市です。東側に三ヶ根山などの山々が見える一方、南は三河湾を臨む自然豊かな街です。穏やかな気象特性を持っていることもあり、縄文時代から人々が暮らしていたという歴史もあります。

こうした地理的条件から愛知県内では有数の農産物の産地として知られ、抹茶やカーネーション、養殖ウナギといった農水産物の生産拠点となっています。中でも「西尾の抹茶」と「一色産うなぎ」は、全国でも知られた特産品です。その一方、西三河南部地域の中核的な都市として、自動車関連産業も発展しています。

西尾市の基本情報は?

下記の表は、2024年11月1日時点の西尾市の基本情報をまとめたものです。

総人口 169,676人
85,961人
83,715人
総世帯数 68,892世帯

引用:西尾市「令和6年度人口動向」https://www.city.nishio.aichi.jp/shisei/tokei/1001555/1009675.html

2020年に行われた国勢調査をもとに公表された「あいちの人口令和2年国勢調査」によると、愛知県の38市のうち9番目に多い人口を抱えています。一方、人口密度は1,048.5人/km2で、愛知県では53市町村のうち下から15番目、38市の中では下から8番目となっています。人口密度が低いということで、比較的人混みが少なくのんびりと暮らせると考えられます。

また持ち家率は74.8%で、愛知県の53市町村のうち10番目、38市のうち4番目の高さです。愛知県平均の60.3%よりも高く、持ち家に住んでいる方が多いという特徴もあります。

西尾市の魅力2つ

次に西尾市の魅力について、2つのポイントから見ていきましょう。

歴史を感じる街並み

西尾市の魅力の一つが、「三河の小京都」ともいわれる歴史ある街並みです。シンボルの西尾城は、鎌倉時代に足利義氏によって築かれた「西条城」が始まりと言い伝えられています。大給松平家が西尾藩の藩主として西尾城に居住すると、六万石城下町としてさらに発展していきます。

また、西尾市吉良町の大部分は、赤穂浪士討入り事件で討たれた吉良上野介義央公が領地として治めていました。こうした歴史から、西尾市内には数々の歴史的建造物が残っているのです。

代表的なものは以下です。

・源頼朝が建立した国宝「金蓮寺弥陀堂」

・義央公が一夜で築いたとされる堤防「黄金堤」

・吉良家ゆかりの文化財を数多く所蔵している「華蔵寺」

・城下町西尾のシンボル「西尾城」(西尾市歴史公園内) など

このほか、城下町のたたずまいが残る「肴町通り」「順海町通り」など歴史を感じる街並みが広がっていることから、「三河の小京都」と呼ばれているのです。

市内産の農産物が豊富

西尾市は、矢作川がもたらす豊かな土壌に加え、温暖な気候条件にあるため、愛知県内有数の農業地帯でもあります。代表的な農作物としては以下が挙げられます。

・てん茶(抹茶)…全国トップクラスの生産量で、「西尾の抹茶」は、全国で初めて抹茶に限定した地域団体商標登録制度(特許庁)に認定されています。

・麦(小麦)…愛知県内トップの生産量を誇ります。

・イチゴ…「章姫」と「紅ほっぺ」の2品種を栽培しており、年間に1,000トン近くを出荷しています。

・イチジク…西尾市は日本一のイチジク生産地である愛知県の中核を担っている生産地の一つです。

・カーネーション…数多くの切花を出荷していますが、特にカーネーションは年間に1,900万本以上を生産する全国有数の産地です。

このように市内産の農産物が豊富で、市内小中学校では特徴的な食育活動も行っています。

西尾市は住みやすい?

西尾市の住みやすさについて、2つの角度から見ていきましょう。

自然が豊か

西尾市の住みやすさを紹介する上でまず挙げられるのが、矢作川と三河湾の恩恵を受けた豊かな自然です。「第2次西尾市環境基本計画」では、環境の姿について「海・川・山豊かな自然と暮らしがつながり とけあう潤いに満ちたまちを未来へ」を掲げています。

市全域に対する緑被率も70.4%(2021年1月時点)となっており、愛知県全体の都市計画区域内の緑被率52.0%(2016年時点)、名古屋市の緑被率21.5%(2020年時点)に比べて緑が多いのが特徴です。

三河湾に面している一帯は海水浴場が連なっており、宮崎海水浴場から恵比寿海水浴場までの海岸は「吉良ワイキキビーチ」という愛称でも親しまれています。愛知県には3つの離島がありますが、「佐久島(さくしま)」もその一つで、島歩きなどを楽しめます。また東幡豆町には、珍しいトンボロ現象が見られる「トンボロ干潟」もあります。

そのほかにも「八ツ面山」や「平原の滝」など自然豊かなスポットが豊富で、身近に自然を感じながら生活することができます。

気候が穏やか

西尾市は、愛知県内では雨が少ないという気象における特徴があります。西尾市消防本部の「消防年報(令和6年版)」によると、2023年は以下のような気象条件になっています。

平均気温 17.5℃
総降水量 1,392mm
平均湿度 65.9%
天気日数(午前9時時点) 快晴 24日
晴れ 218日
曇り 86日
36日
その他 1日

「快晴」と「晴れ」を合わせると1年365日のうち242日となっており、66%が「晴れの日」ということになります。ちなみに、気象庁のデータによると、1991年から2020年の観測に基づいた名古屋市の「年間晴れ日数」は220.4日となっています。

また、日本の平均年間降水量は1,718mm(1971年〜2000年にかけての平均値、国土交通省)で、このデータと比べた場合、西尾市の年間降水量1,392mmは少ないと言えます。また気象庁のデータによると、名古屋市の2023年の平均気温は17.5℃、年間降水量は1504.5mmとなっていることから、名古屋市と同等の気温でありながら降水量は少ないことが分かります。

こうしたデータから、西尾市は愛知県の中でも気候が穏やかといえるでしょう。

西尾市は子育てしやすい?

西尾市の子育ての状況について、代表的な3つのポイントを紹介します。

独自の子育てサービスがある

西尾市では「子育てするなら、やっぱり西尾市」という宣言をしており、オリジナルの子育て関連のサービスを充実させています。代表的なものを見ていきましょう。

出産・子育て応援給付金の給付

西尾市では、妊娠・出産から子育てまで切れ目なく支援できるよう、以下の2つの給付金を設けています。

・西尾プレママ祝い金:妊娠1回につき5万円

・西尾すこやか祝い金:児童1人につき、第1子5万円、第2子8万円、第3子以降10万円

注意点としては、すべての妊婦の方や子育て世帯が対象になるのではなく、伴走型相談支援による面談をした方が対象者になります。

保育料の無償化

西尾市では3歳児以上の保育料を無償にしています。また、3歳児未満の保育料についても、以下のような負担軽減策を行っています。

・2人目:保育料1/2

・3人目:無料

3歳児未満の保育料の負担が軽減されるため、早期の仕事復帰なども検討しやすいでしょう。

主食の無償化など給食関連の幅広い対応

西尾市では、保育園・公立の幼稚園の給食費(主食)が無料です。そのほか、保育園における給食関連の対応も幅広く行っています。

例えば、月齢に合った離乳食の提供です。また、アレルギーのある子どもにも丁寧な対応をしており、除去や代替などによって安全安心な食事およびおやつを提供しています。

使用済みおむつの処分

保育園では子どもが使用したおむつを持ち帰ることが一般的ですが、市内の園(一部の私立保育園は除く)では使用済みのおむつを持ち帰る必要はありません。2022年度から保育園で処分をしており、保護者の負担を減らしています。

児童クラブの保育料半額

授業終了後や学校が休みの日などに、児童に遊びや生活の場を提供する児童クラブは、西尾市内に26施設あります。

西尾市では、保護者の負担を軽減させるため、同一世帯の2人以上の児童が児童クラブを利用する場合、2人目以降の利用料を半額にしています。通年利用の月額保育料は5,000円(7月は8,000円、8月は9,500円)で、2人目以降はその半額になります。

地域で子育てを支える仕組みを構築している

西尾市では、子育てを地域で支え合えるような仕組みを設けています。代表的な3つの仕組みについて紹介します。

西尾市ファミリー・サポート・センター

「西尾市ファミリー・サポート・センター」は、地域の中で子育てを助けてほしい人と子育てを応援したい人をつなぐ会員制の組織です。依頼会員が子育ての支援を依頼すると、援助会員が駆けつけてサポートしてくれます。具体的には、以下のようなサポートが行われています。

・幼稚園や保育園、児童クラブ、習い事などへの送り迎え

・育児のサポート

・自宅や児童館などでの預かり など

2024年11月1日時点の会員数は1,023人となっており、子育てを円滑にできるような仕組みになっています。なお、ひとり親世帯や低所得世帯などは利用料が一部補助されます。

西尾市赤ちゃんの駅「あかちゃんケアスペースにこっと」

西尾市では、おむつ替えや授乳などができる西尾市赤ちゃんの駅「あかちゃんケアスペースにこっと」を市内各所に設けています。乳幼児を持つ保護者が外出中に気軽に立ち寄ることができるよう、公共施設だけではなく商業施設などでもスペースを提供してもらえます。

公共施設は97か所、商業施設などは19か所設けられています。覚えておくと、安心して外出できるでしょう。

また、西尾市ではテント型「移動式赤ちゃんの駅」の貸し出しも行っており、イベントなどで活用されています。赤ちゃんを連れてイベントに出かける際に、「移動式赤ちゃんの駅」があるか確認しておけば安心です。

ホームスタート(家庭訪問型子育て支援事業)

「ホームスタート」とは、子育て親子の家庭に地域の子育て経験者が訪問して、相談を受けたり、育児や家事のサポートを行ったりする事業です。対象は子育てに不安を感じている家庭で、利用料は無料です。

具体的には以下のような支援を行います。

・子育ての不安や悩みを聞く

・一緒に食事を作る

・一緒に子どもと遊ぶ

・一緒に買い物や公園に行く など

託児や家事支援ではなく、あくまでもサポートという立場で手助けする事業です。そのため、外出をする場合もホームビジターが子どもを預かるのではなく、親子同伴で外出することになります。

特徴のある食育を行っている

海と山に囲まれ、地域食材が豊富な西尾市では、これらを活用した食育を実施。西尾市特有の農作物に触れることで、「『住んでよかった』『住み続けたい』と思えるまち」、「夢や希望の持てるワクワクするまち」となることを目指しています。

具体的には、地産地消の推進のほか、農林漁業体験や各種料理教室、食育イベント、地元農産物の即売会の開催、行事食・伝統料理の継承といったように多彩な取り組みを実施しています。また小・中学校の教材である「食育ノート」を核に食育について学ぶための「西尾市版食育プログラム」も作成し、「食」についての啓発活動にも力を注いでいます。

こうした取り組みが評価され、2017年度「第1回食育活動表彰」において、地元の農業協同組合が「農林水産大臣賞」を受賞しています。

西尾市で人気のお出かけスポット

西尾市で暮らし始めたら、ぜひお出かけしてほしい人気のスポットを厳選して紹介します。

西尾市歴史公園

西尾市錦城町231-1

西尾市の中心地にある「西尾市歴史公園」は、西尾のシンボルである西尾城を一部再建・復元した公園です。園内には、「本丸丑寅櫓」や二の丸の表門である「鍮石門」、数奇屋風邸宅の「旧近衛邸」のほか、「椿の庭」、京風庭園が美しい「尚古荘」なども見ることができます。

園内には、西尾城時代の資料が展示されている西尾市資料館もあり、六万石の城下町を偲んだり、歴史を考察したりするのにもおすすめです。

愛知こどもの国

西尾市東幡豆町南越田3

「愛知こどもの国」は、自然を生かした100万m2の広大な児童総合遊園施設です。自然の中での遊びを通して、子どもの健康増進と豊かな情操を養うことを目的に造られています。

「あさひが丘」と「ゆうひが丘」の2つのエリアがあり、巨大遊具のほかランドトレイン、こども汽車、ゴーカート、キャンプ場、運動広場、わくわく工房、キッズルーム、ぼうけん広場、虹の広場など、多彩な遊びが体験できます。

三河工芸ガラス美術館

西尾市富山町東郷5

「三河工芸ガラス美術館」は、ステンドグラスやサンドブラストといったガラスアート作りも楽しめる体験型ミュージアムです。2000年にギネスに認定された当時世界最大の巨大万華鏡「スフィア」や、全面鏡張りの彫刻鏡の部屋「四季」など独創的なアートが楽しめます。

作品と人が一体になれるような画期的なアプローチをしているのも特徴で、「スフィア」や「四季」のほかにも、ひと工夫もふた工夫もある斬新な作品が並んでいます。

佐久島

西尾市一色町佐久島

「佐久島」は、三河湾のほぼ真ん中にぽっかり浮かぶ173ヘクタールの離島です。信号機もコンビニもなく、里山や集落の風景がどこか懐かしさを感じさせる唯一無二の存在です。

至る所にアートが展示されたアートの島としても有名です。「おひるねハウス」や「イーストハウス」、秘密基地「アポロ」など見どころが豊富で、島全体を楽しむことができます。また、新鮮な魚介類や地元ならではの野菜を使ったグルメも人気です。

西尾市の建築実例.001

西尾市の建築実例の一つとして紹介するのが、サーファーの理想の家ともいえる「ザ・サーファーズハウス」です。建築士と一緒にこだわりを自由に詰め込んでオンリーワンの住宅を創れるブランド「h.IDEA-ハル・イデア」で建てた、趣味を楽しむ暮らしにふさわしいお家になっています。

青空に映える白を基調とした外観。アメリカ西海岸の明るく爽やかな雰囲気を感じさせます。

愛用のサーフボードをディスプレイした玄関クローク。サーフィングッズをメンテナンスするスペースにもなります。

料理しながら音楽を聴けるように、スピーカー内蔵型のダウンライトを採用。大きな窓から入る爽やかな風も居心地のよさにつながっています。

 

西尾市の建築実例.002

西尾市の建築実例.002として紹介するのが、床暖房にこだわった「床にゴロゴロしたくなるお家」です。床に座ったり寝ころんだりしてくつろげる、快適な「ゴロ寝空間」が自慢のお家です。

「温かみ」にこだわって、機能性を追求。リビングを広めにした特徴的な間取りも必見のお家です。

「冬場は炬燵を置きたい」という希望で、ダイニングスペースをつくらずにリビングを広く確保。床暖房を設置したことにより、冬でも床にゴロンと寝転がって過ごせる空間に。

リビングに隣接するフラットな畳スペース。ゲストルームや家事室など多目的に活用でき、生活の幅も広がっています。

西尾市で家を建てるならハウスジャパンがおすすめ

穏やかな気候を持ち、海も山もある自然豊かな西尾市。歴史のある街並みも心地よさにつながっています。

子育てに関する独自の支援を行っていることから、ほかの都市にはない子育てのしやすさを感じることでしょう。市内産の農水産物も豊富で、特徴的な食育に取り組んでいることも魅力の一つです。お子さまがのびのび育っていくことにも期待できます。

そこでおすすめなのが、西尾市内でも数多くの住宅を建てているハウスジャパンです。

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マーケティングチーム

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