建売住宅とは?やめたほうがいいと言われる理由や後悔しない選び方も解説! - ハウスジャパン

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建売住宅とは?やめたほうがいいと言われる理由や後悔しない選び方も解説!

新築一戸建て住宅を購入する際に、割安感がある建売住宅の購入を検討される方は多いものです。しかし、気になるのが「建売住宅はやめたほうがいい」と言われていることです。

本記事では「建売住宅はやめたほうがいい」と言われる点に注目し、建売住宅のメリットとデメリットを解説します。後悔しない選び方も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

目次

建売住宅とは?

建売住宅とは、土地と合わせて販売している住宅のことです。一般的には建売住宅はすでに完成している住宅をイメージしますが、これから建てる予定で販売されている建売住宅があることも覚えておきましょう。未完成物件という区分もあるからです。

住宅は、設計後かつ工事着工前に「確認済証」を取得し、建物完成後の検査に合格すると「検査済証」が発行されます。未完成物件は「確認済証」を取得した後、「検査済証」が発行されるまでの期間に販売されている物件のことです。建物が完成していなくても、「確認済証」を取得していれば販売活動ができるからです。

ちなみに建売住宅の完成日は、指定確認検査機関の検査に合格し「検査済証」が発行された日のことです。そのため、実際に建物が完成した日から数日~数週間経っていることになります。

また住宅は、完成から1年間は「新築」として販売できますが、それ以降は「新築」とは表記ができなくなります。そのため「新築」と付いていない、完成から1年以上が経過している建売住宅も販売されています。この場合は「未入居物件」と表記されるケースが多いようです。このように、建売住宅でも細かな違いがあることも、覚えておきましょう。

建売住宅がやめたほうがいいと言われる理由とは?

「建売住宅はやめたほうがいい」と言われる理由として、代表的なのが「間取りが決まっている」「外観に個性を出しにくい」「建築中の様子が分からない」の3つです。詳しく解説します。

間取りがすでに決まっているから

「建売住宅はやめたほうがいい」と言われる理由の1つ目は、決められたプランや仕様で建てられるため、間取りがすでに決まっているという点です。未完成物件であればオプションや追加費用などによってデザインなどを変更してもらえるケースもありますが、完成物件の場合は、間取りはもちろん、デザインの変更もできません。将来的にリノベーションを行うとしても、構造の変更は容易ではありません。

そのほかにも、キッチンやトイレ、バスルームなどの住宅設備機器もすでに設置されているため、変更することは難しいと考えられます。

外観に個性を出すのが難しいから

建売住宅の価格が抑えられているのは、大きめの土地に複数の住戸を同時期に建てることで、コストを抑えて建材を仕入れたり、職人を確保したりできるからです。このような企業努力で全体の価格が抑えられるのですが、そのため隣の家と同じような見た目や仕様になっているケースがあります。

このような理由から「建売住宅は個性が出しにくい」というイメージを持たれ、「建売住宅はやめておいたほうがいい」と言われる理由になっています。

ただし、建売住宅は必ずしも同じような外観の建物が隣に並んでいるわけではありません。建築会社が工夫して、外観を変えているケースもあります。

建築中の様子が分からないから

すでに完成している建売物件の場合、建築途中の様子が分からないこともデメリットと言われます。どのような工程で、どのような職人が建築したかということが分からないからです。そのため、「適切な工事が行われていたのか」「手抜き工事はされていないのか」という不安から、「やめたほうがいい」と言われる1つの理由になっています。

しかし、工事中の「中間検査」、完成後の「完了検査」をクリアした後に販売が可能になるので、質や安全性に関して大きな問題は生まれにくいといえます。

建売住宅のメリット

「建売住宅はやめたほうがいい」と言われる一方、建売住宅にはメリットもあります。代表的な4つのメリットについて解説します。

価格に割安感がある

建売住宅のメリットとして挙げられるのが価格の割安感です。その理由には複数ありますが、大きく「土地の購入資金」「設計料」「建材」「作業人数」に分けて紹介します。

まずは土地の購入資金です。造成工事や地盤調査が完了しており、インフラや道路なども整備されているため土地購入時に想定外の出費が起こりにくいでしょう。

また設計料が低く抑えられる要因は、間取りや仕様においてプランニングしたものが選ばれているからです。土地の広さや方角などに合わせて若干の変更はあるものの、元々の設計を大きく変えないため、設計や仕様にかかる時間や費用を大きく削減することができます。

さらに、使用する住宅設備機器や建材などもあらかじめ決まっているため、大量購入などによって建築コストが抑えられます。こうした理由から建築コストが抑えられるため、建売住宅は価格に割安感があるのです。

実際に物件を見てから決められる

実際の物件を見てから購入できることも、建売住宅のメリットです。注文住宅の場合、住み始めてから「居室内の移動が面倒だった」「対面キッチンにしたけどリビングに死角があった」「思ったより眺望がよくなかった」と気づくこともあります。建ててみないと分からないことも多いからです。

一方、建売住宅の場合は実際に建物を見られるので、生活動線のほか設備や部屋の使いやすさを確認したり、日当たりや眺望、風通しなども感じたりすることが可能です。そのため、入居後のミスマッチは起きづらいと考えられます。

購入費用を1つにまとめられる

建売住宅は土地と建物がセットになっているため、購入費用を1つにできることもメリットです。総額が決まっているため、住宅ローンに関わる手続きも難しくありません。

一方、注文住宅の場合は、土地購入時と建物購入時に分けて購入代金を支払います。原則として土地の購入費用のみで住宅ローンを利用することができないため、自己資金の振り分けなども考える必要があります。

引っ越しの予定が立てやすい

完成している建売住宅の場合、売買契約を締結後1か月半から2か月後には引き渡しが可能です。そのため、「急に転勤することになった」「子どもの進学に合わせて新居に住みたい」といった場合でもすぐに引っ越しができます。

一方、注文住宅の場合は購入した土地に合わせて設計をする必要があるため、土地探しから建物の完成まで1年以上の期間が必要です。

建売住宅で後悔しないためにはどうすればいい?

建売住宅で後悔しないためには事前の確認が欠かせません。ここでは、「間取り」「周辺の住環境」「アフターサービス」「建築途中の検査」について解説します。

間取りを確認する

建売住宅で後悔しないために、まずは間取りを確認しましょう。完成済みの建売住宅は間取りの変更ができないからです。例えば、立地や建物の外観などが条件に合っていても、間取りが家族構成に合っていなければ、住み始めると不便を感じることになります。「将来、子どもは3人欲しい」と考えているのであれば、3LDKではなく4LDKを選ぶといったように、家族の将来像に合っている間取りかどうかも確認ポイントです。

また、収納スペースの広さやバスルームの使いやすさ、ドアの位置や動線なども確認事項です。車を保有している場合は、車庫での出し入れのしやすさも確認しましょう。建物前の道路幅や住宅、歩道の有無などによって駐車のしやすさが異なります。

周辺の住環境を確認する

物件の仕様や状態以外にも、周辺の住環境が後悔につながる可能性があります。そのため、周辺環境に問題がないか確認しましょう。例えば、最寄り駅までは距離だけではなく、平坦か、歩道が整備されているか、歩道が狭くないか、といったことも確認事項です。車での移動が多いのであれば、目的地までの移動のしやすさや周辺道路の渋滞具合なども確かめておきましょう。

そのほか、学校や病院、スーパーマーケットやコンビニ、商店街、商業施設、役所や郵便局などの生活利便施設との距離や移動のしやすさも確認事項です。

アフターサービスについて確認する

住宅はやがて劣化することを考えると、アフターサービスが適切かどうかも後悔しないためのポイントです。法律では、雨漏りを防止する部分や構造体力上主要な部分に対して10年間の保証が義務付けられています。

しかし法律に基づく保証以外に、独自のアフターサービスを用意している建築会社もあります。そのため、契約前にしっかり確認しておくようにしましょう。

建築途中の検査について書類で確認する

「建売住宅はやめたほうがいい」と言われる理由の1つは、構造や断熱など建物の内部の様子が見られないことです。そのため、建物のスペックや施工の質に関して不安を持ってしまいます。

しかし住宅を建築する際は、建築基準法に則って設計されているか確認する「確認済証」と、工事完了後に基準を満たしているかを確認する「検査済証」の発行を受けることが決められています。そのため、これらの書類を確かめることで、法令に則った住宅であることが確認できます。

また、住宅によっては「住宅性能評価」を受けていたり、「長期優良住宅」の認定を取得したりしていることもあります。このような場合も、建築会社から説明を受けるようにしましょう。

建売住宅で後悔したくないならハウスジャパン

建売住宅の購入をやめておいたほうがいいと言われているのは、間取りの変更ができない、デザインで個性が出しにくいなどの理由があるからです。しかし、建売住宅を購入する際にあらゆる角度から検討することで、後悔を回避できます。

また建築会社の企業努力によって、個性を出せる建売住宅が用意されているケースもあります。例えばハウスジャパンの「CUSTOM建売」では、工事着工45日前まで外壁やドア、床材、設備、クロスなどのカラーコーディネートのカスタムが可能です。着工した後も上棟日まではクロスや外構デザインのアレンジもできます。高気密高断熱、高耐久など、注文住宅並みの性能を持つ長期優良住宅仕様で、全棟制震装置を施工しており耐震性も高いのも特徴です。ぜひご検討ください。

なおハウスジャパンでは、高浜市近隣を中心に1,000区画の分譲実績があり、土地探しからアフターサポートまでワンストップで提供しています。お気軽にご相談ください。

マーケティングチーム

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