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2025.03.12 UP
出典:【中心市街地(ドローン撮影)】、豊田市、クリエイティブ・コモンズ・ライセンス 表示4.0国際
愛知県のほぼ中央に位置する豊田市は、県内でもっとも広い面積を持つ都市です。トヨタ自動車の本社および関連工場が並ぶ「クルマのまち」でもあり、全国第1位の製造品出荷額を誇っています。
「中核市ランキング」で総合1位を5回連続で獲得していることでも知られており、住みやすさについて気になっている方も多いのではないでしょうか。そこで本記事では、豊田市の魅力や子育て支援事業などについて詳しく解説します。
まずは、豊田市の地理的な特徴や産業構造、基本情報からどのような都市か見ていきましょう。
豊田市は、全国有数の製造品出荷額を誇る「クルマのまち」として知られる都市です。愛知県のほぼ中央に位置しており、総面積は約918km²です。これは愛知県最大の広さで、県全体の17.8%を占めています。
トヨタ自動車の本社があることから世界をリードするものづくり中枢都市という顔を持っていますが、市内の約7割が森林を占めているのも特徴です。また、矢作川が市内を貫通しており、土壌豊かな田園も広がっています。
下記の表は、2025年2月1日時点の豊田市の基本情報をまとめたものです。
総人口 | 414,531人 |
男 | 215,898人 |
女 | 198,633人 |
総世帯数 | 188,129世帯 |
出典:豊田市「Web統計とよた」
https://www.city.toyota.aichi.jp/shisei/tokei/index.html
2020年に行われた国勢調査をもとに公表された「あいちの人口令和2年国勢調査」によると、人口の多さは愛知県の38市のうち2番目です。人口密度は459.9人/km²で、愛知県の54市町村のうち47番目、38市のうち36番目となっています。都市機能とのどかな風景が共存していることから、「とかいなか」といわれています。
2021年度に行われた市民意識調査「まちの満足度」におけるトップ5は、上から「企業活動が盛んなまち」「必要な医療が受けられるまち」「消防・救急体制が充実しているまち」「出産・子育てがしやすいまち」「良好な水辺環境などの水資源があるまち」となっています。
出典:【豊田スタジアム(西から)】、豊田市、クリエイティブ・コモンズ・ライセンス 表示4.0国際
次に豊田市の魅力について、3つのポイントから見ていきましょう。
豊田市が「クルマのまち」といわれるのは、世界有数の自動車メーカーであるトヨタ自動車とともに発展を遂げたからです。トヨタ自動車は1938年に挙母町(現在の豊田市)に工場(現本社工場)を開設し、本格的に自動車の生産を始めます。現在では、トヨタ自動車本社と6工場、さらに「トヨタ会館」「トヨタ鞍ヶ池記念館」の2か所のPR施設が豊田市内にあります。
豊田市における2022年の製造品出荷額等は14兆9,758億円で全国第1位です。その中でも自動車関連工場の製造品出荷額等は13兆8,983億円で、全体の92.8%を占めています。また、豊田市内にある926の工場に勤める従業者数の77.1%は自動車関連製造業に従事していることからも、自動車産業が基幹産業なのが分かります。
中核市とは人口20万人以上の要件を満たす、地方自治法に基づいて政令で指定される都市のことです。政令指定都市に準ずる権限を持つのが特徴で、総務省によると全国の62市が指定(2023年4月1日時点)されています。
この中核市について、一般財団法人日本総合研究所が公表しているランキングが「全47都道府県幸福度ランキング2024年版」(出版:株式会社日総研出版)です。人口増加率などの基本指標と、健康などの39の分野別指標により幸福度を算出して、2年に1度ランキングを発表しています。
この「中核市幸福度ランキング」で、豊田市は2016年、2018年、2020年、2022年、2024年と5回続けて総合1位となっています。2024年のランキングでは、全39指標のうち「選挙投票率(国政選挙)」「財政健全度」「自殺死亡者数」「若者完全失業率」「生活保護受給率」「待機児童率」「一人暮らし高齢者率」「社会教育費」の8指標において1位を獲得しています。
出典:【豊田おいでんまつり花火大会】、豊田市、クリエイティブ・コモンズ・ライセンス 表示4.0国際
四季折々のイベントが数多く開催されていることも豊田市の魅力の1つです。イベントに参加することで、文化や歴史、地域の特性などを感じることができます。
中でも、豊田市の夏を彩る風物詩として市民から親しまれているのが「豊田おいでんまつり」です。「おいでん総踊り」と「花火大会」で構成されており、1968年から続く前身の「豊田まつり」から56回を数えています。
このほか、春の「水源の桜まつり」や「平戸橋桜まつり」、足助地区の夏の風物詩「たんころりんの夕涼み」、稲武地区ならではの冬のイベント「雪み街道いなぶ」などが豊田市内で開催されています。
出典:【豊田市駅】、豊田市、クリエイティブ・コモンズ・ライセンス 表示4.0国際
豊田市の住みやすさについて、2つの角度から見ていきましょう。
出典:【足助の町並み】、豊田市、クリエイティブ・コモンズ・ライセンス 表示4.0国際
豊田市は、都会と田舎が共存する「とかいなか」ともいわれています。全国有数の製造出荷額を誇る「クルマのまち」でありながら、総面積の約7割は森林だからです。遠くには山々が広がる一方、近くには公園や自然が豊富で、教育施設や買い物施設などの都市機能も充実しています。
市内は7地区に分けられ、それぞれに趣が異なるのも特徴です。
・都市機能がそろう中心地域の「豊田地区」
・藤棚など安らぎを与える場所や施設が多い「藤岡地区」
・江戸時代から続く歌舞伎などが有名な「小原地区」
・紅葉の名所のほか、古い町並みが残る「足助地区」
・キャンプや釣りなどのアクティビティが楽しめる「下山地区」
・田舎暮らしに最適な「旭地区」
・食を通じて季節を感じることができる「稲武地区」
このように周辺環境が異なるため、暮らしやすさやライフスタイル、意向に合わせた住宅選びや学校選びができます。
出典:【豊田スタジアムと豊田大橋】、豊田市、クリエイティブ・コモンズ・ライセンス 表示4.0国際
豊田市は、鉄道や高速道路を含む基幹道路、バスといった交通機関が発達しており、どこに行くのにも便利という特徴があります。公共交通の人口カバー率は8割を超えており、交通アクセスが良好なのも豊田市の住みやすさを形成する要素の1つです。
例えば、鉄道は豊田市内には3路線あり、26の駅があります。また高速道路は東名高速道路や東海環状自動車道、伊勢湾岸自動車道などが走り、市内にはインターチェンジが18もあります。中心部と市内各地を結ぶのが「とよたおいでんバス」や「名鉄バス」などで、市内のバス停は400以上を数えています。
豊田市での子育てのしやすさについて、代表的な3つのポイントを紹介します。
豊田市では、子育てのしやすい環境をさまざまな角度から整えています。代表的な4つの事業を見てみましょう。
「結婚新生活支援補助金」は、新婚世帯の住居費用と引っ越し費用をサポートする補助金制度です。住宅取得費用、リフォーム費用、住宅賃借費用、引っ越し費用などを対象に、最大60万円まで補助金が交付されます。
結婚を機に「豊田市に移住したい」あるいは「豊田市で子育てをしたい」といった家庭が対象で、2024年度は2025年2月28日で締め切られましたが、今後同様の施策が行われた際にはぜひ活用してみてください。
育児休暇退園制度とは、下の子どもが生まれて保護者が育児休暇を取得した場合、保育園に通っている上の子は自動的に退園になる制度です。豊田市では育児休暇退園制度を廃止しており、保育所などを引き続き利用することができます(要件がある場合もあり)。そのため複数の子どもを養育する家庭では、保護者の負担が軽減されています。
豊田市では、3歳児から5歳児(満3歳になった後の4月1日から小学校入学前まで)に加えて、住民税非課税世帯の0歳児から2歳児はこども園などの利用料が無料です。
対象は、市立のこども園や認可外保育施設のほか、ベビーシッターや一時預かり事業、病児保育事業、ファミリー・サポート・センター事業も含まれます。ただし、施設によっては給付認定申請書の提出が必要になりますので、事前に確認しましょう。
豊田市では、子育て世帯に対する支援および教育環境の充実のため、2024年4月からこども園等、小中学校、特別支援学校の給食費を無料にしています。
食物アレルギーなどで給食を食べない子どもには、給食費相当分の給付金を支給する事業も行っています。例えば、1か月の対象日数が11日以上の場合、幼児(3~5歳児)は月額4,400円、小学生は同4,600円、中学生は同5,000円が給付されます。
豊田市は、紙おむつとおしり拭きを月額定額で利用できる「紙おむつのサブスクリプションサービス」を導入している公立こども園が数多くあります。
定額で何枚でも利用できるため、保護者が行っている紙おむつへの名前書きや持参の手間を省くことができます。一方、保育園ではおむつの管理に関する手間が不要になるため、保育サービスの充実にもつながっています。なお、利用料は1か月2,508円(税込)です。
豊田市では、子どもが安全に生活できるようさまざまな施策を行っています。代表的な3つについて紹介します。
「とまってくれてありがとう運動」とは、横断歩道を渡る際に止まってくれたドライバーに対して会釈をしたり、笑顔でお礼を伝えたりする活動です。豊田市では2019年10月から積極的に行われています。
人から優しくされたり、感謝されたりするとより安全に運転しようとする気持ちになるため、地域における交通安全への意識が強くなっていると考えられます。
豊田市では、2018年から2022年までの5年間に市内で発生した交通人身事故について、小学校区別で「交通事故マップ」が作成されました。この交通事故マップを見ることで、交通事故が発生しやすい場所が分かり、安全への意識が高まります。
また2022年には、身近な場所での危険性を確認するために「豊田市ヒヤリハット体験マップ2022」が作成されました。「小学校区別交通事故マップ」には、市民が体験した「ヒヤリハット体験」の場所も明記されています。
改正道路交通法により、2023年4月1日から自転車に乗る際のヘルメット着用が努力義務化されています。そのため豊田市では、市民を対象にヘルメット購入費の補助金事業を行っています。補助金額は自転車乗車用ヘルメット購入費用の2分の1で、上限が一人一個あたり2,000円です。
豊田市では子どもの心身の健康や教育を支援する事業を多彩に行っており、大学生に対する支援事業もあります。
子どもに対する医療費助成制度は18歳までという自治体が多くを占める中、豊田市は大学生まで医療費助成制度の対象としています。高校生世代までは通院による窓口での自己負担額が無料で、大学生は入院した際の費用を申請により払い戻ししてもらえます。
小中学校では、よりきめ細やかな教育体制を整えるため、国によって小学校1~5年生は1学級35人以下、それ以外の学年は40人以下と定められています(学級編制基準)。それに加えて、愛知県では小学校6年生と中学校1年生を35人以下と定めています。
さらに豊田市では、小学校1~3年生を30人、中学校2・3年生を35人とする独自の少人数学級を推進しています。
豊田市では、子どもたちが安心して学校で学べるようさまざまな施策を講じています。その1つがスクールカウンセラー派遣事業です。豊田市が雇用するスクールカウンセラーが子どもたちの相談にも応じています。
また、教室に入りづらい、学校に行きづらい子どもが過ごせるよう「校内はあとラウンジ」を開設しています。自分にとって必要な学びをするほか、心の相談員やスタッフが温かく見守ります。
一方、「豊田市青少年相談センター(パルクとよた)」では、社会福祉士や公認心理師、児童精神科医といった専門的な資格を持つ職員が小中学生から18歳未満の子どもを持つ家庭を対象に相談を受け付けています。また、学校に行きづらい子どもが勉強したり、スポーツしたりできる「パルクはあとラウンジ」も開設しています。
出典:【豊田スタジアムプール】、豊田市、クリエイティブ・コモンズ・ライセンス 表示4.0国際
豊田市では、2023年4月1日から子どもの学びや体験に関わる公共施設の利用料を、高校生まで無料にしています。学ぶ機会を増やすことで、豊かな人間性を積み重ねてほしいという願いが込められています。
対象となる施設は、「豊田市美術館」「豊田市博物館」「豊田スタジアム屋内プール」「旭総合体育館」などです。なお、市内に在住または在学している高校生以下が対象で、市内在住であれば学校に在学していない18歳以下の子どもも対象です。
豊田市で暮らし始めたら、ぜひお出かけしてほしい人気のスポットを厳選して紹介します。
豊田市小坂本町5丁目80
出典:【豊田市博物館】、豊田市、クリエイティブ・コモンズ・ライセンス 表示4.0国際
「豊田市博物館」は、豊田市の自然や歴史、文化、産業などを感じることができる博物館です。2024年4月にオープンし、「みんなでつくりつづける博物館」をコンセプトにしています。「記憶あつめるプロジェクト」「自然標本あつめるプロジェクト」など市民参加型のプロジェクトも多彩に行われています。
敷地内には常設展のほか、雑木林やため池などが並ぶ「自然体験ゾーン」やさまざまな活動が行われる「えんにち空間」などがあります。
なお、豊田市美術館が隣接しており、徒歩でのアクセスが可能です。午前は博物館、午後は美術館といったように1日かけて豊田市の文化を体験したり、美術品を鑑賞したりするのもおすすめです。
豊田市足助町飯盛
出典:【秋の香嵐渓】、豊田市、クリエイティブ・コモンズ・ライセンス 表示4.0国際
「香嵐渓(こうらんけい)」は、紅葉やカタクリの花などが有名な、矢作川支流の巴川がつくる渓谷です。全国有数の紅葉の名所でもあり、時期になると約4,000本のもみじが彩りを見せます。
香嵐渓のある足助地区はかつて宿場町として栄えており、古い町並みが残っているのも魅力です。「足助城」「足助八幡宮」など、香嵐渓と一緒に散策するのにぴったりな観光スポットも豊富です。
豊田市川見町堂の洞
出典:【川見四季桜公園の四季桜】、豊田市、クリエイティブ・コモンズ・ライセンス 表示4.0国際
「川見四季桜の里」は、1,200本の四季桜と紅葉のコントラストが楽しめる観光スポットです。四季桜とは10月ごろから咲き始めるヒガンザクラの一種で、「川見四季桜の里」は「小原ふれあい公園」や「市場城跡」などとともに四季桜の名所になっています。
見頃となる11月に小原地区で「四季桜まつり」も行われます。一方、春には芝桜も咲き誇り、辺り一面はマゼンタ色に鮮やかに色づきます。
豊田市旭八幡町根山68-1
出典:【旭高原元気村】、豊田市、クリエイティブ・コモンズ・ライセンス 表示4.0国際
旭高原元気村は、バーベキューなどが楽しめる多目的施設です。敷地内には、大型バーベキュー場のほか、ファミリーバーベキューやバーベーキューハウス、オートキャンプ広場、テニスコート、ふれあい動物園などがそろっています。
ほかにレストランや天文台、宿泊施設、放牧場、展望台などがあり、1日中自然の中で過ごすことができます。冬季間はそり遊び専用のゲレンデが整備され、冬の遊びも満喫できます。
愛知県でもっとも広い面積を持つ豊田市は、トヨタ自動車本社がある「クルマのまち」です。しかしながら自然も多く、「とかいなか」としての顔も持ちます。
本記事では、豊田市の住みやすさや都市の魅力などを紹介しました。特に、独自の子育て支援事業が多く、大学生の入院費用に対する助成制度もあるなど手厚い制度が特徴的です。
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