知立市はどんな街?再開発が進むエリアや子育て支援についても解説! - ハウスジャパン

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知立市はどんな街?再開発が進むエリアや子育て支援についても解説!

出典:八橋かきつばた(2)/撮影知立市/クリエイティブ・コモンズ 表示 4.0 ライセンス

愛知県のほぼ中央部に位置し、交通の要所として栄えてきた知立市。総面積は約16km²とコンパクトで交通アクセスもよく、生活利便性の高い街です。名古屋市や豊田市などのベッドタウンとしても活用されています。

そんな特徴を持つ知立市について、本記事では住みやすさや子育てのしやすさを中心に解説していきます。知立市がどんな街か気になっている方は、ぜひ参考にしてください。

目次

知立市はどんな街?

まずは、知立市の地理的な特徴や歴史、基本情報からどのような都市か見ていきましょう。

知立市の特徴は?

知立市は愛知県のほぼ中央部に位置し、江戸時代には東海道五十三次の39番目の宿場町「池鯉鮒(ちりゅう)宿」として栄えてきた、歴史と由緒ある都市です。知立市内には、中京大都市圏の主要幹線道路である国道1号、国道23号などが通っており、交通利便性の高い都市として知られています。また徳川家康の側室である於万の方は知立神社の神職である永見貞英の娘であり、2023年には知立神社に銅像も奉納されています。この知立神社のほか、遍照院や八橋かきつばた園といった歴史的な風景が並んでいるのも知立市の特徴です。

なお2016年からは知立駅周辺で再開発をしており、商業施設が充実しているのも特徴の1つです。

知立市の基本情報は?

下記の表は、2024年12月1日時点の知立市の基本情報をまとめたものです。

総人口 72,687人
38,312人
34,375人
総世帯数 34,084世帯

引用:知立市「令和6年12月 知立市の人口と世帯数」

https://www.city.chiryu.aichi.jp/shisei/tokei/1/toukeir6/16831.html

 

2020年に行われた国勢調査をもとに公表された「あいちの人口令和2年国勢調査」によると、人口の多さは愛知県内38市のうち26番目です。2019年12月1日の総人口は72,406人で、日本全体では人口減少が続いていますが、知立市では2019年から2024年の5年間で人口が200人以上増えています。

労働生産人口(15歳~64歳)の割合が多いことでも知られ、「あいちの人口令和2年国勢調査」によると66.3%と、愛知県内では2番目に位置しています。一方、老年人口(65歳以上)は20.2%で、愛知県内の54市町村のうち51番目の高さになっており、高齢化が比較的進んでいないことが分かります。

知立市の魅力2つ

次に知立市の魅力について、2つのポイントから見ていきましょう。

コンパクトな街で生活しやすい

知立市の地形的な特徴は、東西5.8km・南北4.6kmの地形で、車であれば10分程度で隣の市に移動できるようなコンパクトな街であることです。愛知県の「土地に関する統計年報(2023年度版)」によると、知立市の総面積は約16km²で、愛知県内38市のうち岩倉市、高浜市に続いて3番目の狭さです。

これに対して人口密度は4,423人/km²となっており、名古屋市、北名古屋市、岩倉市に続いて4番目です。また人口集中地区面積は、総面積の半分に当たる8.34km²となっており、市内の約半分で人口が集中していることが分かります。市内外の買い物施設や商業施設ほか、行政機関へのアクセスも良く、どこへ行くにも近く、生活しやすいと考えられます。

出生率が高い

知立市は出生率が高いことでも知られています。

厚生労働省が2024年に発表した「平成30年~令和4年人口動態保健所・市区町村別統計の概況」によると、この5年間の知立市の合計特殊出生率は1.64です。愛知県平均の1.44や全国平均の1.33より高く、清須市の1.78、大府市の1.71、日進市の1.68に続いて長久手市と同じ4番目に位置しています。

合計特殊出生率とは一人の女性が産む子どもの数を表しており、「知立市は子育てしやすい?」にて後述する、子育て支援の体制が出生率の高さにもつながっていると考えられます。

知立市は住みやすい?

出典:知立市役所前 桜/撮影知立市/クリエイティブ・コモンズ 表示 4.0 ライセンス

知立市の住みやすさについて、2つの角度から見ていきましょう。

交通アクセスが良好

愛知県のほぼ中央部に位置し、複数の市とつながっている知立市は、〝三河の玄関口〟と称されるほど交通アクセスが良好です。鉄道は名鉄名古屋本線と名鉄三河線が利用できるほか、車での移動では国道1号と23号、衣浦豊田道路などが利用できます。

そのため、以下のようにどこへ行くにも近くて便利です。

 

・名古屋駅まで名鉄特急で約20分

・伊勢湾岸道豊田南ICまで約15分

・中部国際空港セントレアまで車で約50分

・刈谷ハイウェイオアシスまで車で約15分 など

 

新幹線の停車駅である「JR三河安城駅」も車で約15分となっており、新幹線を利用して遠出するのにも便利です。

知立駅周辺で再開発工事を実施

交通アクセスが発達している知立市ですが、鉄道と道路が平面交差しているため都市としての発展には悪影響もありました。そこで知立市では、知立駅周辺において2000年度から2028年度にかけて大規模な市街地再開発事業を行っています。

2023年に名鉄名古屋本線の豊橋方面行きが高架化されたほか、2024年3月には名鉄三河線の「三河知立駅」が移設して開業しています。今後は、2025年度に名古屋本線の名古屋方面行き、2027年度に三河線も高架線に切り替えられます。

これに伴い、シンボルロードとして幅員30mの「知立南北線」を整備しており、このように交通網が再整理されることでさらに交通利便性が向上することが期待されています。

また市街地再開発事業として、知立駅北地区に再開発ビル(エキタス知立)が建てられたほか、中町銀座地区では共同住宅やホテルなどが入居するビルも建てられています。今後は、知立駅南土地区画整理の計画や西新地地区での再開発の検討も進んでおり、より魅力的な街並みに生まれ変わっていくと考えられます。

知立市は子育てしやすい?

知立市の子育ての状況について、代表的な3つのポイントを紹介します。

切れ目のないサポート体制

知立市では、妊娠期から赤ちゃん誕生、産後に至るまで、子育てに不安を抱かないように切れ目のないサポート体制を整えています。代表的な支援を紹介します。

お誕生おめでとう電話

「お誕生おめでとう電話」は、赤ちゃんが生まれた後の2週間から1か月ごろに保健センターの電話を受けられるサポートです。出産後すぐに抱きやすい悩みについて、相談することができます。

「お誕生おめでとう電話」の際には、生後4か月までに実施される「こんにちは赤ちゃん訪問」の日時調整も行います。

こんにちは赤ちゃん訪問

「こんにちは赤ちゃん訪問」とは、生後4か月までの赤ちゃんがいる家庭に、保育士や保健師、助産師が訪問する事業です。育児の不安や疑問に答えたり、地域の子育て情報を提供したりします。

赤ちゃんの発育状況やママの体調など、子育て中の不安を軽減するのにも役立つでしょう。

にじいろニコニコ出産・子育て応援金の支給

知立市では、すべての妊婦や子育て家庭に対して、経済的支援を行うために以下の応援金を支給しています。

 

・出産応援金…妊娠届出時に面談を実施した妊婦に5万円

・子育て応援金…「こんにちは赤ちゃん訪問」を実施した子一人につき5万円

 

「にじいろニコニコ出産・子育て応援金」は、妊娠期や子育て家庭に寄り添うことを目的に行っています。経済的な支援があるため出産や育児に関する用品を購入したり、支援サービスを利用したりしやすく、子育ての不安も軽減されるでしょう。

以上の支援のほか、妊娠・子育て家庭に嬉しいサービスを下の表にまとめました。

概要 具体的な事業
妊娠中 妊娠中の心配ごとや出産の準備について相談できます。 ・妊婦相談

・パパママクラス

出産後 赤ちゃんの相談ができます。 ・お誕生おめでとう電話

・こんにちは赤ちゃん訪問

・おっぱい相談

子どもの相談 子どもの月齢や年齢に応じた相談ができます。 ・離乳食講習

・育児相談

産後ケア事業 産後の育児が大変で少し休みたいときなどに利用できます。 ・通所ケア・宿泊ケア

・産後家事援助費助成

困ったときに助けてくれる支援が多彩

知立市では、子育て中の〝困った〟を支援する事業も多彩に用意しています。代表的な3つについて紹介します。

新生児・未熟児訪問

生まれてから1か月ごろまでの新生児や、2,500g未満で生まれた未熟児の家庭に、保健師や助産師が訪問する事業です。特に注意が必要な新生児や未熟児の育児について、不安や心配ごとなどの相談に応えています。

「お誕生おめでとう電話」や「こんにちは赤ちゃん訪問」とは異なり、希望する家庭のみの対応です。

お出かけ時に助かる「ちりゅう子育て応援団」

「ちりゅう子育て応援団」とは、子育て中の家族が外出しやすいように設けられている登録制度です。「授乳スペースがある」「キッズスペースがある」「ベビーカーの乗り入れが可能」といった店舗や団体が登録されています。

2024年11月末時点で、「ちりゅう子育て応援団」に登録している店舗・団体は18あります。目印としてシンボルマークのステッカーが貼ってあるため、子ども連れでお出かけの際に気軽に利用できます。

産後家事援助費用助成事業

「産後家事援助費用助成事業」とは、生後3か月未満の赤ちゃんがいる家庭が利用できる助成事業です。掃除や洗濯、料理といった一般的な家事ができない場合などに、シルバー人材センターなどの利用料に対して助成金が支給されます。

助成額は1回につき2時間以内1,200円となっています。利用日数は1か月につき15日、合計45日以内です。

子どもの成長を促す小中学校の体制

地域や家庭での教育力を生かした学びができるよう、知立市の小中学校では以下のように安心できる環境や体制を構築しています。

中学1年生まで少人数学級を実施

小中学校では、児童や生徒に対する学習サポートを細やかにするため、1クラスが35人以下になる学級編成(少人数学級)を行っています。愛知県内の小中学校の場合、国が小学1年生、県が小学2年生と中学1年生に対して実施しています。

これに対して知立市では、小学3年生、小学4年生、小学5年生、小学6年生でも少人数学級を実施しています。つまり知立市の子どもは、学習面のきめ細やかなサポートをより手厚く受けられるのです。

2学期制を推進

知立市では、充実した学校生活を送れるよう2学期制を推進しています。

学期を長期化することで、学習単元を大きく構成しやすくなり、「学習にじっくり取り組める」「継続して課題解決に取り組める」「長期休業を有効に活用できる」といった狙いがあるからです。

市内すべての小中学校に「子どもサポート教員」を配置

知立市では、一人ひとりの子どもや保護者のニーズに合わせた指導体制を構築するため、市内にある小学校・中学校すべてに「子どもサポート教員」を配置しています。

学習状況に応じて臨機応変に支援するのも特徴で、「子どもサポート教員」を複数配置している学校もあります。

知立市で人気のお出かけスポット

知立市で暮らし始めたら、ぜひお出かけしてほしい人気のスポットを厳選して紹介します。

新地公園(知立新地ドリームパーク)

知立市南新地3-1-1

出典:お花見スポット(新地公園)/撮影知立市/クリエイティブ・コモンズ 表示 4.0 ライセンス

 

「新地公園」は、からくり時計が目を引く、知立市民になじみのある公園です。2023年からは「知立新地ドリームパーク」という愛称で親しまれています。

毎年12月には、約30万個の電球で美しく彩る「知立ドリームイルミネーション」を開催しています。開催期間中は点灯式などのイベントが行われ、市民が数多く訪れます。

知立市図書館が隣接しており、新地公園で遊ぶついでに図書館で絵本を借りるといったこともできます。

知立神社

知立市西町神田12

出典:知立神社(神殿)/撮影知立市/クリエイティブ・コモンズ 表示 4.0 ライセンス

 

第12代天皇で、日本武尊の父とされる景行天皇のときに創建された「知立神社」。平安時代に編纂された「延喜式神名帳」には、三河国の二の宮「池鯉鮒大明神(ちりふだいみょうじん)」と称されている歴史と由緒ある神社です。

江戸時代には〝東海道三社〟の1つに数えられ、東海道を往来する旅人には「まむし除け」のご神徳として知られたそうです。敷地内には、明治天皇が休憩された「養正館」や松尾芭蕉の句碑、「神池」など見どころもいっぱいです。

毎年5月上旬には「知立まつり」が行われ、隔年で行われる本祭りでは5台の豪華絢爛な山車が登場します。このときに上演される「知立の山車文楽とからくり」は、ユネスコ無形文化遺産にも登録されています。

知立公園花しょうぶ園

知立市西町神田12

出典:花しょうぶ(7)/撮影知立市/クリエイティブ・コモンズ 表示 4.0 ライセンス

 

「知立公園」は、知立神社を挟んで東公園と西公園の2つに分かれた、広さ約7,500m²(東公園1,054m²・西公園6,435m²)の公園です。

特に有名なのが、紫色や白色の見事な花を咲かせる花しょうぶです。毎年、5月中旬から6月中旬ごろには「知立公園花しょうぶまつり」が行われ、徳川家康の側室である於万の方が息子に宛てた書状が公開される「知立神社宝物展」も開催されます。

弘法山遍照院

知立市弘法町弘法山19

出典:遍照院/撮影知立市/クリエイティブ・コモンズ 表示 4.0 ライセンス

 

弘仁年間(810年~)に、弘法大師によって開かれた弘法山「遍照院」。開山から約1200年の歴史を誇っており、市民からは「弘法さん」と親しみを込めて呼ばれています

弘法大師が西三河に開いた3つの寺院は「三河三弘法」といわれ、遍照院は第1番札所です。弘法大師が庭にある赤目樫の木で自身の座像を3体刻んだとされ、遍照院にはその1つである「見返弘法大師」が祀られています。

毎月第3日曜日には「寺の市」というマルシェを開催。境内などにおよそ80~100店の店舗が並び、市内外の人々でにぎわいます。

知立市の建築実例

知立市の建築実例として紹介するのが、カリフォルニアスタイルとアメリカンヴィンテージを融合した「アメリカンスタイルにこだわった個性満載の家」です。梁をダイナミックに見せたダークトーンの空間に、アクセントのビビッドカラーを散りばめた唯一無二のデザインは、自由度が高い定額制の「d.cross」だからこそできた個性的なお家です。

外壁材「ラップサイディング」と屋根付きのカバードポーチで、見事にアメリカンスタイルを表現。アクセントにビビッドカラーを用いているのも特徴で、立水栓がオレンジなのもこだわりです。

落ち着いた色合いでまとめた重厚感のあるLDK。キッチンや階段などにはステンレスやアイアン素材を使用しており、インダストリアルな要素も加えています。

ランドリールームに隣接したサニタリールーム。インダストリアルな要素を詰め込んでおり、工業的な雰囲気を感じられます。ランドリールームはグリーンのアクセントクロスやチェッカー柄の床など、個性豊かな色彩にもこだわりが表れています。

玄関に設けられたクロークのクロスには、ビビッドカラーのオレンジを採用。ワンちゃんの足を洗うシンクも設置しています。

知立市で家を建てるならハウスジャパンがおすすめ

生活圏が狭くて生活しやすいコンパクトな街並みが特徴の知立市。古くから交通の要所として栄えており、交通利便性が高く、電車や車を利用しやすいのも特筆に値します。

子育て世帯に対する支援事業や小中学校における教育のサポート体制なども優れていることから、子育てしやすい都市でもあります。それが出生率の高さにもつながっていると考えられます。

知立駅周辺では再開発計画も進んでおり、より快適な街並みに発展していくことにも期待が持てます。そんな知立市で家を建てるならハウスジャパンがおすすめです。

「定額制自由設計」住宅や、コスパ重視のデザイン住宅、注文住宅クオリティの建売住宅など幅広いブランドを用意。実例で紹介したように、オーナー様のこだわりをしっかりと形にしています。知立市内はもちろん、隣接する市町村も合わせて複数のモデルハウスを展開していますので、ハウスジャパンの家づくりを実際に体験していただけます。お気軽にお問い合わせください。

マーケティングチーム

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